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30

Jan

「テーブルリネンのある暮らし」 Vol.3 食空間プロデューサー 塩貝起志子

category : column  posted on : 2025/01/30

「テーブルリネンのある暮らし」

Vol.3 食空間プロデューサー 塩貝起志子

何気ない日々の暮らしによりそう、テーブルリネンの取り入れ方、

理想の暮らしに近づくためのポイントを3人の先生にお聞きしました。

Vol.3は食空間プロデューサー 塩貝起志子氏です。

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暮らしを彩るテーブルリネン

 

食卓は“食”ありき、そして何より“人”ありき。

テーブルコーディネートは、五感を満たし食事のひと時を豊かにするものです。

食すための食器、カトラリー、グラスとは違い、テーブルリネンやテーブルフラワーは

コーディネートのイメージを作る視覚的役割があります。

個性を生かすことができコーディネートの楽しさ、広がりを感じる要素です。

 

テーブルリネンの魅力は、テクスチャーとカラー。

テクスチャーはTPOを意識して、カラーは馴染ませるか、インパクトをつくるか。

季節感や食事の目的や、食器との調和でコーディネートを組み立てますが、時にはその日の気分で選ぶのも良いでしょう。

テーブルリネンは、テーブルクロスだけではなく、ランチョンマットやランナー、コースターなど色々あります。

日々の暮らしの中で、朝食と夕食のランチョンマットを変えたり、四季で変えたり、使い方もアイディア次第。

キッチンリネンをランチョンマットに代用してみても。

1枚の布が、食卓に彩りを与えてくれ、いつものメニューやいつもの食卓の景色を変えてくれます。

 

 

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テーブルリネンのコーディネートテクニック

 

私は、リネンもカラーも大好きです。

風合や質感の優しさ、無限の色の世界。トレンドも反映され、産国の文化や特徴もあり、

ファッションに近い楽しさがあります。

そんなテーブルリネンですが、テーブルコーディネートの中では、主に主役ではなく引き立て役。

コーディネートは、何を引き立ててまとめていくのかをイメージすると良いでしょう。

 

~テーブルリネンのコーディネート ポイント~

・テーブルウェア:食器の中にある色を使えば美しくまとまります。

         ただ全く同じ色ではなく、明度や彩度が少し違う

         色味の方が食器を引き立たせてくれます。

・オケージョン:祭事行事の伝統色、四季折々のシーズナルカラーは、

        誰にでもメッセージが伝わり易いので活用しましょう。

        但し、そのままだとありきたりなので+αで個性を足しましょう。

・トレンド:トレンドカラーの活用。流行は、新鮮でスタイリッシュに見せてくれます。

      アースカラーとナチュラル素材。モダンなバイカラー。

      ワントーンやワンカラーのコーディネート。ニュートラルカラーコーディネート。

 

コーディネートには、基本がありますが、私は感性も生かしプランニングしていきます。

 但し“調和”は大切。全てが和み食と人が集う間となるように。

 

 

tips-3

 

テーブルウェア・フェスティバルにおけるライフスタイル提案

 

1993年から続く東京ドームシティ「テーブルウェア・フェスティバル」

長年携わる中で、テーブルウェアの世界も広がり、テーブルコーディネートも

広く親しまれるようになり、進化し続けております。海外ブランドの洋食器に憧れ、

テーブルコーディネートの認知度も低い時代、馴染みがないテーブルコーディネートは、

クラシカルで基本に忠実でしたが、食生活のグローバル化、ライフスタイルも大きく変化する中、

コンテンポラリーで個性を生かしたスタイルに変わってきました。

テーブルリネンもダマスク織フルクロスから柄物、色物が豊富になり。

テーブルランナーやデザインあるテーブルマットやフリルのナプキンなど。存在感あるものが増えました。

個性化に伴い、モノ・コトへの拘りも広がり、素材の魅力、上質なものへの意識も高まっています。

また、和文化への関心も深く、日本ならではの和食器でのテーブルコーディネートも人気。

テーブルリネンも和物と相性が良い素材やシックな色が注目されています。

 

テーブルリネンのある暮らし。

お気に入りの食器の表情を変え素敵に見せ、

毎日の食をより美味しく、より楽しく豊かにしてくれるテーブルリネン。

暮らしを愉しむ愛用品です。

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食空間プロデューサー

テーブルウェア・フェスティバル 企画プロデューサー

塩 貝 起 志 子

Kishiko  Shiogai

LaCHICK (ラシック) 代表

国内外で、食文化・テーブルエンターテーメント、フラワーアレンジメントを研鑽後

スペースクリエート、イメージコンサルタント等、企業・地域産業のMD全般を手掛け、

食生活アドバイザー、調理師の資格を生かし、ディスプレイ、テーブルコーディネート、

フードスタイリング、ブライダルコーディネート等、豊かな食シーンをプロデュース。

また、企画・演出を通してのデザインマネジメント、アドバイザー、教育・指導も行う。

プロ養成のセミナーから一般向けセミナー講師など、ホテル、レストラン、ショップなどで幅広く活動。

・食空間スタイリングサロン style LaCHICK主宰

・豊かなくらしを提案する セレクトショップ「de~ai」オーナー

 ・東京ドーム テーブルウェア・フェスティバル オフィシャルコーディネーター

 2025年1月29日(水)から2月11日まで塩貝氏によるジテーブルディスプレイをご覧いただけます。

伊勢丹新宿店 本館5階 インテリア〈アクセル ジャパン〉