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02

Oct

「テーブルリネンのある暮らし」 vol.1 栗原邦子

category : column  posted on : 2024/10/02

「テーブルリネンのある暮らし」

Vol.1 リネンアドバイザー栗原邦子氏

何気ない日々の暮らしによりそう、テーブルリネンの取り入れ方、理想の暮らしに近づくためのポイントを3人の先生にお聞きしました。

Vol.1はアクセルジャパンとリネンアドバイザー栗原邦子氏が提案する「ちょっとおしゃれな食卓で ~Bon appétit~ 」です。

 

 

テーブルクロス一枚で満足度UP

 

ここ数年私たちの日々の暮らしはどんなだったでしょう?

旅行も外出も外食も制限され人が集まることが危険視されていたなんて予想だにしなかった異常な時代を経験しました。

そんな中、改めて丁寧な暮らし方を取り戻したいという気持ちを自覚できたのは新鮮な感覚でした。

これからは粗末に生きたくないという思いでした。日々のささやかな幸せや気持ち良さを感じること。

「面倒くさい」は最大の敵!やる気やモチベーションを瞬時になかったことにしてしまいます。

家族や友人と囲む腕をふるったお料理の食卓、デパ地下のちょっと奮発したお惣菜、残業帰りの遅いコンビニ夕食・・・そして宅配ご飯も。

たとえ一人の食事であってもちょっとした食べるシーン作りをすることで心が豊かになり、お料理もおいしく見えて満足度上昇できます。

ちょっとした手間は生活のスパイスです。テーブルクロス一枚敷くだけでマジックのように気分を盛り上げてくれます。

テーブルクロスは上級者向けと感じる方はプレースマット、ナプキン、ランナー、キッチンクロスから始めてみましょう。

テーブルリネン “有り” か “無し” か⁇その違いは大きい。

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テーブルクロスと色のマジック 

 

素敵なダイニングテーブル…食事以外ではテーブルセンターを敷いてお花を飾ったりと、

お部屋のコーディネートを楽しみます。食事時間はどうでしょう?

 

-テーブルクロスの実用性

ヨーロッパでは食事の際に、テーブルクロスを掛けます。テーブルクロスがあると、

食器やカトラリーがテーブルと接触するたびに立てる雑音を防ぎ、テーブル天板への醤油や油脂、飲み物等々の染み予防には欠かせません。

また、食べこぼしに気を付けるようになり、お行儀よく食べられると言われています。

 

-テーブルクロスの美的価値

テーブルクロスの色のマジックはファッションでのコーディネーションをイメージすると分かりやすいです。

フランス女性(最近は男性も)はスカーフ使いの名人。シンプルな装いに何気なく装うテクニックは脱帽もの。

紳士たちのポケットチーフやダークカラーのコートに合わせるビビッドカラーのマフラーもおしゃれ。

なぜなら彼らはそれらがファッションの名脇役になる事を知っているからです。

ここで強調したいのはこの名脇役は決して地味で控えめではありません。ボリューム的に主張しないから色を使いこなせます。

さて、テーブルクロスはサイズ的に大きめですが使われる室内空間の中ではそれほどのボリューム感はありません。

思いがけない色を登場させることを楽しめます。テーブルを纏わせる色で冒険してみてはいかがでしょうか。

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LE  JACQARD FRANCAIS(ル・ジャカール・フランセ)

直訳すると「THEフランスのジャカード織」という社名とブランド名はその製品が持つ高いクオリティーに対する自信と誇り、

そしてフランスが誇る伝統とノウハウを世界に発信しています。EPV(フランス政府が認める伝統と技術を後世に伝え得る企業)称号を授与されています。

ル・ジャカール・フランセは1881年に良質な麻の産地であったヴォージュ地方に生まれました。

産業革命あたりから機械化によるジャカード織の麻織物メーカーが多数存在していましたが、現在では新興国の大量かつ安価な製品とは

一線を画し差別化を図る事で大きな支持を受けています。緻密で複雑な織模様と多色使い、そして絵になるオリジナリティーあふれるモチーフや

幾何学模様を駆使して年2回発表されるコレクションはジャカード織ハウスリネンのオンリーワン的存在感を誇っています。

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リネンアドバイザー 栗原邦子

 

1970年代のパリでお世話になっていたフランス人の家庭で、日本にはその概念すらなかった

「ランジュ・ド・メゾン(ハウスリネン)」というひとくくりのテキスタイルのジャンルに出会います。

帰国後、人生のターニングポイントとなるPrimrose Bordierと一緒に仕事をするチャンスを得てハウスリネンの世界に飛び込みます。

ジャカールフランセの元日本代理店を経て、リネンに関するイベントの参加、企画提案、講演などヨーロッパの商材輸入商社で

リネン商品のアドバイザーを務め、婦人雑誌、インテリア雑誌で多数紹介されました。

Primrose Bordier(プリムローズ・ボルディエ)

色の魔術師、コーディネートの女王と言われたフランス人デザイナー。抜群のセンスと色使いは後のモードの世界でも多くのデザイナー達に

影響を与える。1960年代にフランスでハウスリネンに革新的動きを起こしその功績に対しレジオンドヌールを授与された。

 

 2024年10月9日(水)~10月22日(火) 栗原氏によるジャカールフランセのファブリックの魅力をみせるテーブルディスプレイをご覧いただけます。

伊勢丹新宿店 本館5階 インテリア〈アクセル ジャパン〉

 

伊勢丹新宿店のHPにも紹介されています。

<アクセル ジャパン>テーブルリネンのある暮らし | リビングルーム・インテリア | 伊勢丹 新宿店 | 三越伊勢丹店舗情報 (mistore.jp)

 

アクセルジャパン インスタ

AXEL JPAN(@axel.japan) • Instagram写真と動画

 

【予告】

Vol.2 11月27日(水)~12月17(火)

料理家 緒方美智子氏が監修する、おもてなしのパーティーテーブルです。クリスマスらしい温もりある空間を演出します。

伊勢丹新宿店 本館5階 インテリア〈アクセル ジャパン〉